第19回 「オ九」の意味を考える② 「六段」では「四」も「九」も押手によって全音高い音を作りました。一方で、現代箏曲の範疇に入る曲では調絃の段階から「四」と「九」が全音高くなっているものが多くあります。沢井忠夫作曲の「花筏」「つち人形」などは流派を問わず ...
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カテゴリ:お箏を弾く人のための楽典講座 > 初めての楽典
お箏を弾く人のための「初めての楽典」第18回「オ九」の意味を考える①」
どの流派であっても、お箏を始めて少し技量があがってくればかならず「六段」あるいは「六段の調」をおさらいします。もしかしたら「六段」に関してはまだ初心者のうちにいちどおさらいしただけで、そのあとで何度も学び直すということがない方もいらっしゃるかも知れません ...
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お箏を弾く人のための「初めての楽典」第17回「唐砧の調絃を考える」
第17回 「唐砧」の調絃を考える 宮城道雄の「唐砧(からぎぬた)」は爪さばきの技量を華麗に発揮できる高音(平調子)に人気があります。一方で低音(雲井調子)は初心者でも演奏可能です。さらに中間部には三絃の腕の見せ所まで用意されています。大勢で演奏することも ...
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お箏を弾く人のための「初めての楽典」第16回「五段砧の調絃を考える」
第16回 「五段砧」の調絃を考えるお稽古が進んでいくとおさらいする古典曲も複雑なものになっていきます。「名取」や「師範」という資格を受ける流派でお稽古をなさっている方なら「五段砧」や「八重衣」などは必ず身に付けなくてはならないでしょう。 「八重衣」は石川 ...
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お箏を弾く人のための「初めての楽典」第15回「中空調子や雲井調子は平調子からできているの?⑤」
第15回 中空調子や雲井調子は平調子からできているの?⑤ 陰旋法系の調絃はどの絃に宮音があるかによって「宮=二」なら「雲井調子」、「宮=三」なら「中空調子」、「宮=四」なら「岩戸調子」、「宮=五」なら「平調子」、「宮=六」なら「曙調子」となることを説明し ...
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